Corredor

ウェブ、プログラミングの勉強メモ。

CoinHive でブラウザ上から仮想通貨 Monero (XMR) をマイニングしてみた

少し前に話題になった CoinHive というサービス。Web サイトに JavaScript コードを貼るだけで簡単に仮想通貨をマイニング (採掘) できるので、試してみた。

登録と換金方法

CoinHive への登録は簡単なので省略。他サイトをご参照のこと。アカウントを登録後、「Sites & API Keys」のページで複数の API キーを設定・取得できるので、サイト別に管理 ID を分けるようなことができる。

採掘できるのは Monero (XMR) という仮想通貨で、換金するには MyMonero などのサービスに登録しておく必要がある。「Monero Payment Address」を CoinHive の管理ページで登録しておけば OK。

採掘方法

採掘するには、ブラウザで指定の JavaScript コードを実行するだけ。CoinHive サイトの「Dashboard」に飛ぶと、「Sites」セクション配下にその場で採掘が始められる「Miner」というリンクがあるので、コレをまず試してみよう。専用の UI で採掘が行える。

「START MINING」をクリックすると採掘が始まる。CPU スレッド数と CPU 使用率を変更できるので、負荷率に応じた採掘状況を確認してみよう。

この JavaScript コードは Windows・Mac はもちろん、iPhone でも (PC と比べると相当非力だが) 動作し、採掘することができた。

様々な UI・API

CoinHive サイトの「Documentation」のページを見ると、自分のサイトに貼るためのコードや API が紹介されている。

最初からある程度の UI を込み込みで提供してくれる「Simple Miner UI」が一番シンプルに導入できるだろう。自分で採掘の開始や終了のタイミングを決めたかったり、負荷率の変更や採掘状況の取得などをやりたい場合は、豊富な API が用意されているので、Documentation から自分で実装することもできる。

CoinHive を導入したサイトを作ってみた

CoinHive を導入している、Angular4 製の便利ツールを提供するサイトを作ってみた。その名も Angular Utilities である。

トップページはマイニングされないのでご安心を。「Enter」ボタンでホーム画面に移動する時に、裏側でマイニングが始まる。負荷率はそこまで上げていないので特に問題ないかと。

現時点では、font-family を動的に変更できる「Font Family Tester」というページぐらいしかないが、今後は Coin Hive による採掘状況を監視・変更できるページとかを作っていこうかと思っている。

稼ぎの程は…?

さて、肝心の稼ぎの程はというと。

Intel Core i7-7700K 4.2GHz に NVIDIA GeForce GTX1080 8GB を搭載した、ドスパラのゲーミング PC「ガレリア XG」を断続的に1日付けっぱなしにして採掘してみた。

neos21.hatenablog.com

採掘できたのは約 0.0003 XMR。これは日本円にして約3円である。XMR の相場は現時点で「1 XMR = 1万円前後」なのだ。

ゲーミング PC をほとんど常時フル稼働でブン回して2・3円だ。MacBookPro なら少しは…?と思ったが全然だし、iPhone などのスマホから得られる量も微々たるもの。電気代の方がかかってマイナスにしかならないであろう。

XMR の換金についてだが、CoinHive から払い出せるようになるのは最低でも 0.05 XMR を稼いでからとなる。自分一人で稼ごうと思ったら、ゲーミング PC を150日近く回してようやく 0.05 XMR に到達する。そして 0.05 XMR だと現時点のレートだと495円程度だ。完全に割に合わない。一人で稼ぐなら別の仮想通貨・別の採掘ツールを使うのが良いだろう。

ただ、個人的には Web サイトの収益化の手法として、「ユーザに広告を見せる」という従来の方法から「ユーザのリソースを拝借する」という新しい形態が登場したという点で、このブラウザ・マイニングを注目している。新たな収益化の選択肢として、また個人的な技術への興味として、この CoinHive とブラウザ・マイニングという分野をチェックしていこうかなと思っている。

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